相続税の仕事では、お客様であるご遺族の方(相続人)から、亡くなられた方(被相続)との家族の歴史をお聞きし、戸籍の変遷や資産の状況などを拝見します。これらを通し、おぼろげながら被相続人の人となりが浮かびあがってきます。
この時代にはここに住んでらっしゃったんだ、子供が生まれたときは何歳になっていたんだ、配偶者が亡くなったときはどういう状況だったのかなど、人それぞれの人生は皆「大河ドラマ」であると思い至ります。
そんなときは、一度被相続人にお会いしたくなってきます。どんなお気持で財産を守ってきたのか、形成してきたのか。家族にどんな思いをお持ちだったのか。
特に相続人間で分割の話が進まないときなど、被相続人に出てきて頂いて、審判を仰ぎたくなることもあります。
さまざまな人生観があります。自分が死んだら全て終わり、あとは知らん、というのもありかもしれません。しかし何のメッセージも残さないのは、本来避けうる遺族間の争いを起こすことにつながりかねません。
メッセージの残し方の代表は「遺言」です。ただ「遺言」には一定のルールがあり、これを知らないとせっかくのメッセージに法的効果を持たせることができません。
「生前贈与」もひとつの明確なメッセージです。生きているうちに財産をあげてしまうこと以上に明確なものはありません。
いずれも「相続税」「贈与税」などの税金を知り、生かすことで、言わば家族へのメッセージに花を添えることができます。
税理士法人シンフォニアでは、相続・贈与などに関して、定期的にセミナー、相談会を開催しております。
来る10月5日(水)の午後7時に、調布市文化会館たづくりにて無料セミナー「遺言と生前贈与」を開催いたします。
今回の講師は、行政書士の池田雅昭氏、税理士の鹿野浩一(税理士法人シンフォニア代表社員)です。
遺言や贈与について理解を深めたい方は、ぜひ会場にお越しください。会場では、セミナー開始前、休憩中、セミナー終了後など、自由にご質問を下さって結構です。
お待ちしております!
(同じ内容のセミナーは11月1日(火)午後7時、府中グリーンプラザでも開催します。)
セミナーの申込はこちらから↓
http://www.sinfonia-tax.com/category/1493035.html