(2012年3月11日の調布の税理士西山のブログから転載しています)
昨年3月11日は、ひとり事務所で確定申告書を作成しているときに地震が発生しました。
家族の無事が確認でき、電車が止まっていたため、その日は事務所の床の上で寝ました。
インターネットでNHKニュースを流しっぱなしにしていました。世界がぶっ壊れてしまうんじゃないかと、不安に思い、一夜を明かしました。
東北だけではない、翌朝の長野県北部の地震のニュースに驚きながら、始発電車で帰宅しました。
電車は多摩川を渡ります。まだうす暗い中、富士山が見えました。
思わず私はTwitterでつぶやきました。
「今、始発で帰宅中。富士山が見えました。悠然としています。」
電車を降りて、帰宅する道を歩いていると、太陽が昇ってきました。まぶしすぎるほどの光で。
Twitterでつぶやきました。
「なんという力強い朝の光!」
そのときの写真を大切にしています。

こんな悲しみに満ちた大災害のときでも、とにかく朝日は昇ってくるのだと、自分の中に記憶しました。
以下、山本有三の「心に太陽を持て」を全文引用して、今週のブログを締めます。
心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いがたえなかろうと、
いつも心に太陽を持て。
くちびるに歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。
苦しんでいる人、
なやんでいる人には、
こうはげましてやろう。
「勇気を失うな。
くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。」